月2万円稼ぐには
月に2万円を本業のほかに稼ぐには、どのような方法があるのでしょうか。副業をどのように行えばいいか知ることで、選択肢が増えます。むやみやたらにアルバイトを始める前に、まずはその手段について知るところから始めましょう。
バイトした場合の目安
アルバイトをして月に2万円を稼ぐなら、時給1000円の居酒屋のような飲食店で働く場合は月20時間働く必要があります。
大体のアルバイトは1日3時間からのところが多いので、月に7日ほど仕事の後に働けば稼げる計算になります。ただ、アルバイトを行うにあたって、本業の後に通勤したり、本業の前に仕事をしたりしなければならないと、どうしても私生活を圧迫してしまいます。体調管理が大切な副業にとって、月に7回程度であってもアルバイトを続けるのはやや困難でしょう。
ネットや在宅副業のメリット
アルバイトのほかにも、インターネットを通じての副業や、在宅副業という方法もあります。いわゆる内職と呼ばれる作業系のものとは異なり、どちらかといえば事務的な仕事が多いのが特徴です。
アルバイトはどうしても外で働かなくてはいけないため、時間拘束もあります。その点、在宅副業ならば自宅で仕事ができるので、時間的にも場所的にも融通が利きます。
自宅以外にもカフェでも仕事ができますし、スキルとインターネット環境さえあれば移動中にスマホでも作業ができるのも大きなメリットです。サラリーマンでも副業で月2万程度稼ぐ方法
ネットや在宅ワークで2万円を稼ぐことはそれほどハードルが高くなくなっているのです。ここからは、サラリーマンでもアルバイト以外で副業をしながら月2万程度稼ぐ方法を三つ紹介します。
クラウドソーシングの利用
第一に、クラウドソーシングを利用して在宅ワークを探す方法です。クラウドソーシングとは、企業が不特定多数に対して案件を外注することで、今ではその数や受けるハードルが非常に低くなりつつあります。
WEBライティングの仕事に始まり、文字起こしやプログラミング、企画書の外注や英語翻訳に至るまで種類はさまざまです。単価の高いものを受注するにはそれなりの専門性や能力は必要ですが、コツコツ続けていくことで2万円を稼ぐこともできます。
物販や転売
ハンドメイド作品を販売する物販や、中古品を仕入れてきて転売するせどりという方法もあります。
ただ、この市場は大変大きくなってしまっており、今はレッドオーシャンです。ブルーオーシャンの市場を見つけるのはなかなか難しいですが、特定ジャンルについて深い知見を持っているならば可能性はあります。モノ作りが好きなら、ぜひ試してみてください。
アフィリエイトやアドセンス
アフェリエイトやアドセンスを使って2万円を稼ぐ方法もあります。ブログやサイトのPV数が月間10万ページビューほどあれば、アドセンス(Google Adsense)や各種アフィリエイトで報酬を得られます。
ただこちらも、ブログのPV数を伸ばすのはなかなか難しく、慣れるまではほとんど収入にならない可能性もある点は留意しましょう。
副業で稼ぐためのポイント
それでは、副業で2万円を稼ぐためのポイントについて解説していきます。ポイントを抑えておけば、比較的スムーズに目標金額を稼ぐことが可能です。
得意分野や趣味を生かす
副業を行うとき大切なのは、自分が得意な分野や趣味を生かすことです。今までSEとして活動してきたなら、副業でプログラミングを請け負うのもいいですし、物を書くのが好きならWEBライターとして働くのもいいと思います。
趣味として自分が当たり前にできることでも、クライアントにとっては特別なことである場合もあります。自分がかつて培ってきた経験やスキルを副業として生かしましょう。うまく得意分野の仕事が見つかれば、その分結果は出やすくなります。目標設定と自己管理が大切
副業を行って本業に支障が出てしまっては元も子もありません。無理のない目標設定が大切です。あまり高い目標にしてしまうと、本業をおろそかにしてしまう可能性もあります。
ただ、あまりに低すぎる目標を設定しても、なかなか結果には結び付きません。例えば2万円を稼ぎたいならば、2万5000円に設定するなど、少しだけ背伸びをするくらいの目標がおすすめです。
また、2種類の仕事を同時期に行わなければならないため、急な休みや体調不良は大きな信頼失墜につながってしまいます。体調管理だけではなく、スケジュール調整などの自己管理も大切になります。スケジュール管理アプリやカレンダーなどを活用しましょう。
副業と確定申告
最後に、副業と確定申告の関係性について見ていきます。確定申告は普通の会社員であれば大体の場合は会社が行ってくれますが、副業でそれなりの稼ぎを出している場合は自分で行わなくてはならない可能性もあります。
自分の状況をきちんと見極め、確定申告を行うか判断しましょう。
確定申告が必要になるのは
副業を行っている人の中で確定申告が必要になるのは、副業で稼いだ所得が年間20万円を超えた場合です。アルバイトの場合は収入がイコール所得となりますが、クラウドソーシングの場合は売上-経費が所得扱いになりますので、この金額が20万円を超えた場合は確定申告を行います。
月に2万円を副業で売り上げた場合24万円となりますから、経費で4万円以上かかっていない場合は自身での確定申告が必要となります。
所得税と住民税の違いに注意
副業で確定申告をする場合は、所得税と住民税の違いに注意しましょう。年間所得が20万円を超えて確定申告したとき、所得が20万円以下の場合は所得税が課せられませんが、超えれば対象となります。ただ注意しなくてはならないのは、確定申告を行った場合、金額の大小にかかわらず、副業の収入も含めて住民税の金額が設定されるということです。住民税の申告は20万円を超えていない場合も行わなくてはならないため、確定申告と同じ提出機関に申告しましょう。
普通徴収と特別徴収の違い
副業で収入を得ている場合も住民税は支払わなくてはならないというのは前述のとおりです。住民税の徴収方法には特別徴収と普通徴収がありますが、会社員は給与から住民税を控除する特別徴収されます。納税義務者の代わりに企業が税金を支払う形です。
副業を行って自分で申告する場合、区市町村から送付される納税通知書をもとに自分で行う普通徴収という形がとられることが多いです。普通徴収は納税義務者自身が年4期に分けて納税します。 どちらで納めるにしても住民税額自体に差はありませんので、『支払わなくてもよい』という状況にはならないのは覚えておきましょう。まとめ
毎月の収入が2万円だけでも増えればいいと考えているサラリーマンや主婦は多いのではないでしょうか。アルバイトと両立させるのは本業との兼ね合いで難しくとも、ネットや在宅ワークを活用すれば副業はぐんとやりやすくなるのです。
この記事で紹介した副業を参考にしながら、自分の得意分野ややりたいことを少しずつ副業として生かし、毎月2万円の収入をコンスタントに得られるようにしていきましょう。